【貯まるお金のしくみ作り】第6章 年間のお金を家計診断、目標に向けて軌道修正
貯まるお金のシリーズ第6章に続いて、今回は年間のお金の管理の仕方について、モデル家庭のシミュレーションを参考に解説していきます。
あなたのご家庭では、年間のお金の家計費理はどのように行っているのでしょう?
お金がなかなか貯まらない理由ってもしかしたら年間のお金の管理に問題があるのかも・・・
そこで今回は年間のお金を家計診断!ボーナスの活用で目標に向けて軌道修正していきませんか!
【貯まるお金のしくみ作り】年間のお金の内容とは?
年間のお金の内容には、火災保険料、その他損害保険料、医療保険や生命保険、または学資保険など、サラリーマン家庭であれば、ボーナスを利用していくつか年払いをしているケースもあるかと思います。
その他、自動車のメンテナンス費、車検代や点検代、浄化槽などの点検費などもいろいろありそうです。こういった金額の合計っていったいどれぐらいになるのでしょうか?
【 貯まるお金のしくみ作り】 年間のお金の支出合計、4人家族シミュレーション
モデル家庭 夫38才 妻34才 (パート) 子供2人(小学1年・小学3年) 4人家族 |
家族の基本情報
夫手取り 38万 ボーナス平均年間合計 80万 |
妻手取り 8万 ボーナス平均年間合計 20万 |
35年の住宅ローン |
車2台ローン |
①年間の支出内容
火災保険料 | 40,000 |
医療保険料 | 40,000 |
終身保険(生命保険) 夫 | 300,000 |
自動車保険 夫・妻 | 240,000 |
車メンテナンス代貯金 (車検・タイヤ) 夫 | 100,000 |
車メンテナンス代貯金 (車検・タイヤ) 夫 | 100,000 |
家族旅行用 | 100,000 |
合 計 | 920,000 |
②毎月の積立金合計
学資保険積み立てとして2人分 | 30,000 |
慶弔費の積み立てとして | 10,000 |
月の必要積立額 | 40,000 |
③毎月の返済予定額
住宅ローン | 100,000 |
車2台のローン | 50,000 |
返済予定額合計 | 150,000 |
※住宅ローン、車のローンについては、ボーナス返済型ではなく月々の返済型となっています。
一カ月の収支決算
給料合計 夫 380,000円+妻 80,000円=460,000円 |
毎月引かれる金額 400,000円円(必要積立額)-150,000円(返済予定額)=270,000円 |
ひと月の家計費 270,000円-40,000円(夫)-20,000(妻)=210,000円 |
※上記の計算の結果ひと月の使える家計費は、21万円という結果となります。
上記の結果からの家計診断をしていきましょう。
年間の家計シミュレーション、3つの軌道修正のポイント
上記の年間の家計シミュレーションを家計診断していきましょう。
検討すべきことは下記の3つの事があげられます。
これから先の子供たちの成長考えた時、3年後、5年後どんなライフステージが見えるでしょうか?
かならず必要となる教育費は、学資保険だけで十分とはいえません。いますぐできる年間の家計診断で、未来へ向けて軌道修正!
将来のお金を貯めていく体質に生まれ変わることができます。
【年間のお金の家計診断】2つの軌道修正で見えたこと
1.夫の終身保険が家計を圧迫
子供が小学生の時期は、将来の教育資金をためていく時期となります。掛け金の高い終身保険は解約し、掛け捨ての生命保険を検討していきましょう。変更後は、月25,000円から月5,000円程度に減額になります。
結果として、ボーナス300,000円の支払いが60,000円の支払いに減額が成功しました!貯金できる金額は▶240,000円になりました。
2.自動車保険の見直しと軽自動車の検討
1台を軽自動車にしていくと保険料を年間で10万円ほど減らすことができます。
普通自動車の保険料も見直していくと保険料は2台で14万円まで下げることができます。
1台を軽自動車にしていくと、年間のガソリン代や車メンテナンス費用も50,000円程度下げることができます。
貯金できる予想金額▶保険料の100,000円 ▶メンテナンス減額分50,000円となり
貯金できる金額は合計150,000円となります。
どうでしょう。今回は主に、終身保険と自動車保険の見直しについて考えてみました。
今まで、ごく当たり前に払っていた保険料・・・本当にその金額は必要なのでしょうか?
維持費のかかる車の所有のあり方についても考え方を見直していくことで、一気に貯める体質へと近づいていけます。
保険を見直したことで生まれた390,000円は、将来の為の運用資金として考えていくことみできます。人気のある積み立てNISAの運用にもチャレンジできそうです。
最後に
収入と支出のバランスの中で、ボーナスも含めた全体の家計管理はとても大切。毎月の家計の支出内容だけではなく、年間の支出内容についてもお金を見える化して年間の収入に対してのバランスをみていくことが必要です。
家族のこれからのライフステージを考えた時、今現状のライフプランでいいのかどうか立ち止まり、改めてしっかりと見つめ直してみましょう。きっとすると家族の将来のライフステージがみえてくるでしょう。何を辞め、目標をどこにおいていくのかで、暮らし方そのものを見直していくことができます。