【貯まるお金のしくみ作り】第8章 初めてのNISAにチャレンジ!どんなメリットがある?複利で増えるって本当?
春、桜の花とともにもうすぐ新年度が始まります。さまざまな事が切り替わるこの時期、少しあなた自身のお金のこと一度考えてみませんか?将来の老後資金、どう準備していったらいいのでしょう。
今回は、お金の運用の仕方について、投資初心者でも始めやすい【積み立てNISA】について調べてみました。
【貯まるお金のしくみ作り】NISAのしくみ
NISAと積み立てNISAの違い
NISAで積み立てていく方法 には、 NISA と 積み立てNISA の2つの方法があります。
どんな違いがあるのでしょうか?みていきましょう。
NISAとは?
NISAとは、2014年1月にスタートした、少額からの投資を行う方のための非課税制度です。
引用元 金融庁
◎毎年120万円が上限で非課税となります。
◎最長5年間
◎投資可能期間 2014年から2023年となります。
積み立てNISAとは?
つみたてNISA(ニーサ)は、特に少額からの長期・積立・分散投資を後押しするために創設された非課税累積投資契約に係る少額投資非課税制度の愛称です(2018年1月からスタート)。
引用元 金融庁
◎毎年40万円が上限で非課税となります。
◎最長20年間
◎2037年まで保有ができます
【貯まるお金のしくみ作り】積み立てNISAの特徴
ここからは2つのNISAの中でも主に積み立てNISAについて詳しくみていきたいと思います。
積み立てNISAの特徴とシミュレーション
※出典 金融庁シュミレーションhttps://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html
特徴
①少ないお金からスタートできる。
②毎月自動で投資を続けていくことができる。
③時間で寝かせていくことで、お金を大きく育てていくことができる。
2つのシミュレーションの比較
※月20,000円を20年間運用したモデルケース
つみたてNISAの積立の場合、年3%で運用したとして657万円となります。(市場の上がり下がりで変動はあるが複利で増やすことができます)
月2万の積立 | 20,000✕12カ月✕20年 | 通常の運用 | 480万円 |
月2万の積立 | 20,000✕12カ月✕20年 | 年3%の運用 | 657万円 |
いかがでしょうか。20年という長い時間でお金を育てていくことで驚きの運用効果が期待できそうです。もし5%運用できたとしたらもつと金額は膨らむでしょう。まさに資産形成の一つとして考えていってもよさそうです。
魅力のありそうなつみたてNISA、次は3つのメリットについて解説していきたいと思います。
【貯まるお金のしくみ作り】 積み立てNISAメリット
※2018年から始まった積み立てNISAは、将来に向けて少しずつ資産形成していけるようにと税制面での優遇措置がしっかりと用意されています。
※積立NISAの概要 (2018年から2023年)
出典 金融庁 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/overview/index.html
無理のない資産形成型
積み立てNISAメリット
① 最大800万までの非課税投資枠がある。
・積立期間は⇒ 最長20年
・積立金額は⇒ 年間40万まで
※ 積み立てNISAでは収益にかかる税金が非課税となります。よって20年間、最大800万円の非課税投資枠がある。
② 複利計算で時間をかけて、お金を増やしていくことができる。
③ 一度手続きをすれば、ほったらかしで運用していける。
④ 少額からでも始めることができる。
※ 例として
月に10,000円から始めた場合
3%で運用 30年 元本360円⇒582万円
この差が運用益となります。
つみたてNISAのデメリットは?
決められたルールの中での運用
つみたてNISAには注意するべき点もいくつかあります。
詳しくみていきましょう。
① つみたてNISAの口座はひとつしか開設できない。
※開設したあと金融機関は1年単位で変更ができる。
② つみたてNISAは、新規のみ対象である。
③ 実際に投資している投資信託の金額を移せない。
④ つみたてNISAは、投資できる商品が限られている。
⑤ つみたてNISAは、投資商品なので、元本割れを起こすリスクもありうる。
⑥ つみたてNISAは損益の通算ができず、損失を翌年以降に繰り越すこともできない。
最後に
いかがでしたか。お金の運用の仕方によっては、将来のお金を大きく育てることができそうです。つみたてNISAは少額からの積立でもできます。
値動きの上下する様子などを見ていきながら投資について学ぶこともできます。つみたてNISAのメリット、デメリットを学びながら超低金利の昨今、未来のお金育てていけるきっかけになるといいですね。