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日本古来の伝統と格式の中で、届くメッセージ

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9月ももうすぐ終わりに近づき、日に日に秋めいてきましたね。昨日友人の結婚式にいってまいりました。神前結婚式ということで神社での式に初めて参列したのですが、あいにくの雨模様ではあったのですが、静かな境内、静かに降り続く雨・・・おごそかな雰囲気がすべてを包み込んでいるかのようでした。

過去からのメッセージが届く時


雨に濡れる美しい庭園の中、白無垢と和装の新郎新婦の姿の美しさが際立っていました。
なにかどこかで忘れかけてしまっていた日本古来からの伝統と格式を感じることができ、心に残るすてきな結婚式への参列になりました。

日本には、春夏秋冬といった外国ではあまり味わうことのできない季節の変化があります。
きっと先人たちは、季節の変化を敏感に感じ取って、様々な暮らしの工夫や知恵を絞り日々の生活に生かしていたのでしょう。

時に過去の歴史は、現代を忙しく行き来する私たちに、何かの形を通して語りかけてくれることがあります。それが今回は思いがけず神社で行われた結婚式でした。

1日中降り続いた雨さえも、境内の落ち着いた庭園とあいまいって、より一層の趣きを感じることができ、嫁ぐ花嫁の両親への思いのメッセージが、静かに心に響き、すでに亡き私の両親の事を思い出してしまいました。

京都のお寺にこんな言葉が書かれてありました。
【あなたが先祖の事を思い、お参りしている時は、先祖もあなたの事を気にかけている】
今を精一杯生きていくことは、ご先祖様の供養にもなるとのことでした。

神社で行われた友人の結婚式を通して、過去を少し振り返りこれからをより大切に生きたい…そんな気持ちにさせてくれました。

きっかけを与えてくれた友人の神前結婚式…どうか幸せになってほしいと心から願うばかりです。

それではまた
次回のコラムでお会いしましょう。